- 清水清三郎商店
- 三重県
作 「伊勢錦」 純米吟醸 2026 750ml
この酒の原料である伊勢錦は明治時代に三重県で誕生した酒米で、現在では限られた生産者のみが栽培する希少品種です。粒が大きく心白の発現も良好で、ふくよかな旨みと上品な香りを兼ね備えた、クセの無い酒質に仕上がります。
澄み切った透明感のある外観。ほのかにシルバーブルーの色合いがあり、高級感あふれる艶が確認できます。
立香は、白桃や洋梨、青りんごを思わせる瑞々しい果実香が中心。ほのかに白い花や吟醸香が重なり、華やかさの中にも清潔感と気品を感じさせるフルーティーな香りが特徴。口に含むとみずみずしい果実の香りがふんわりと広がり、透明感のある余韻へとつながります。全体的に華やかさを備えながら決して派手すぎず、伊勢錦らしい上品さが際立つ、食中酒としても心地よい香りに仕上がっています。
口当たりはたいへんなめらかで柔らか。きめ細かなテクスチャーが心地よく、軽やかさと上質な旨みがを感じることができます。
味わいは、伊勢錦ならではの穏やかで厚みのある旨味が広がります。さらに透明感のある酸が全体を美しく引き締めます。果実を思わせる優しい甘みとミネラル感が絶妙なバランスを保ち、重たさを感じさせることなく、作らしい洗練された味わいへとまとめられています。飲み進めるほどに旨みの奥行きが感じられる一本です。
後口は非常にすっきりとしており、旨みを優しく残しながら心地よく消えていきます。キレも程よく、思わず盃がすすみます。
飲み頃温度は10〜15℃。程よく冷やした温度帯において香味の調和が最もバランスよくそして美しく感じられます。合わせる料理は、鯛の昆布締め、平目の薄造りなど素材の旨みを生かした料理と好相性。さらに海老真丈、出汁を効かせた炊き合わせ、焼き穴子など繊細な甘みを持つ料理とも見事に調和します。料理の風味を引き立てながら、お酒の上質な旨みも存分に楽しめます。