- 黒龍酒造
- 福井県
九頭龍(黒龍) 貴醸酒 720ml
黒龍酒造は「黒龍」と「九頭龍」の二つのブランドを展開しています。
「黒龍」が酒米や精米、仕込み等、酒造りの技術を極限まで追求しより「完成されたより上質な日本酒」を目指しているのに対し、「九頭龍」は、日本酒をもっと自由に、もっと気軽に楽しんでもらうことを大切にしたブランドです。したがって、「九頭龍」は、冷酒だけでなく燗酒やロックなど、飲み方にも自由な発想を取り入れ、料理との相性や日常の食卓にも寄り添う酒を提案しています。伝統を大切にしながらも、既成概念にとらわれない楽しみ方を追求する。それが「九頭龍」の魅力です。
そんな「九頭龍」ブランドより貴醸酒がリリースされました。
貴醸酒とは、仕込み水の一部に「日本酒」を使って仕込む、特別な製法のお酒です。通常の日本酒よりも発酵がゆっくり進むため、米由来の甘みや旨味が残りやすく、濃密でまろやかな味わいに仕上がります。デザートワインのような甘酸っぱさも魅力です。
外観は淡く美しい黄金色。透明感のある輝きの中に、貴醸酒らしい濃密さを感じさせる色合いです。
立香は、熟した白桃や洋梨、リンゴのコンポあートを思わせる甘く芳醇な香りが広がります。そこに柑橘のニュアンスと、ヨーグルトのような爽やかな香りが重なり、甘さの中にも軽やかさを感じます。含香は、熟した果実の甘い香りがふわっと広がり、金柑やアップルジャムを思わせる濃密な果実香が印象的です。全体的に甘く華やかな果実香を中心に、柑橘や乳製品を思わせる爽やかなニュアンスも感じられます。濃密でありながら重すぎず、非常に親しみやすい香りです。
口に含むとなめらかで、とろりとした柔らかな口当たり。凝縮感のある甘みが舌を包み込みますが、軽やかな酸が加わることで、重たさを感じさせません。
味わいは、熟した果実を思わせる豊かな甘みが口中広がります。白桃や金柑、リンゴのコンポートのような甘酸っぱさに、貴醸酒ならではのコクとまろやかさが重なり、非常にリッチな味わいです。それでいて、軽やかな酸味とほのかな苦味が全体を引き締めるため、甘口のお酒にありがちな重さはありません。甘味、酸味、コクのバランスがよく、まるでデザートを楽しむような感覚で飲めます。
後口は、酸味がスッと現れて口中をきれいに整えます。アルコール度数も12度で甘さの余韻を残しながらも、後口は意外なほど軽快です。
飲み頃温度は5~10℃ほどにしっかり冷やして。ロックで楽しむのもおすすめです。
合わせる料理は、甘酸っぱくリッチな味わいなので、一般的な辛口の日本酒とは少し違った料理との組み合わせがおすすめです。フォアグラや生ハム、クリームチーズなどコクのある料理とは相性がよく、鴨のローストや豚肉のソテー、照り焼きのような甘辛い料理にもよく合います。また、食後にチーズやフルーツ、チョコレートなどと合わせれば、まるでデザートワインのように楽しめます。食前酒として一杯、食後酒としてゆっくり味わうのもおすすめです。普段日本酒を飲みなれていない方、甘口のお酒の好きな方に是非お勧めしたい一本です。